「日本の景観の悪さはどうにかならんのか、・・・」
という話がネットで盛り上がっており、全部読んでしまいました。
私も、大多数の方と同じように、
日本の都市部の景観は、欧米の都市部に比べて
非常に醜いと感じています。
⇒上記ネットでは、都市景観と、田舎や自然の景観が
区別されずに議論されていたように思います。
議論でも出ていましたが、
政治的な力である程度枠組みにはめ込まないと、
周囲に配慮しない建造物や看板がどんどん乱立してしまうのでしょうか。
日本は利便性という心地よい泥に溺れ、デザイン面でも、協調面でも、
利己的になりすぎている?
いや、利己的ならまだましですが、
全体的(国民的)傾向として幼稚になってきている気もします。
これは日本だけでなく、世界的な傾向かもしれませんが、
便利になり、考えたり想像したりする事が、
無意識のうちに減ってきているのでは?
情報がかんたんに手に入り、
食品もインスタントに作れ、
写真は何度でも撮り直せ現像不要に、
待ち合わせに遅れそうでも、携帯で連絡が出来、
気持ちを伝える手書きの手紙は、携帯メールに、
想いがこもった高い物より、そこそこの品質の安い物が売れ、
楽しかった思い出は、リアルに動画で保存が出来る。
等々・・・
挙げるときりが無いと思います。
ただ、これらの便利現象を否定するつもりは、
まったく無いです(むしろハイテク大好きです)。
しかし、これら利便性と引き換えに、
無意識の内にじっくりと考えたり、想像したりする機会が
劇的に減っているのではないかと、
この議論を読んでいて想起してしまいました。
ちょっと怖い。
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